Antigravity × Obsidianで「第2の脳」を作ったら、AIが毎日の相棒になった
Antigravityを学んだあとも、使い道に迷っていた
2月の終わりに、リツトさんの「Antigravityの教科書」を購入しました。
基礎から順番に学べる教材で、Antigravityというツールへの理解は深まりました。ただ、そのあと仕事が忙しい時期に入り、開発などにじっくり取り組む時間はあまり取れませんでした。
それと同時に、「Antigravityを、これから自分の生活や仕事の中でどう使っていけばいいのだろう」という迷いも残っていました。
前回の記事をまだ読んでいない方は、こちらの「非エンジニアの私が『Antigravityの教科書』を買って学んだこと」からご覧いただけます。
大阪で教えてもらったObsidian
私は大阪に住んでいます。
4月の初めごろ、福岡に住んでいる知人が大阪でセミナーをすると知りました。以前から親しくしている方で、セミナーの内容にも興味はありましたが、久しぶりに会いたいという気持ちもあり、参加しました。
そこで教えてもらったのが、「Obsidianを使うといいよ」ということでした。
Obsidianは、Markdown形式のファイルを自分のパソコン内に保存し、メモ同士をつなげながら管理できるツールです。クラウド上のサービスだけに預けるのではなく、手元に残るファイルとして情報を蓄積できるところに魅力を感じました。
教えてもらったあと、私も少しずつ使い始めました。ところが、メモを保存することはできても、それをどう整理し、どう活用していけばよいのかが分かりません。
Antigravityに続いて、今度はObsidianの使い方でも迷ってしまいました。
すでに探していた答えが、教材になっていた
そんなときに見つけたのが、リツトさんの「メモが資産になる!Antigravity × Obsidian で第2の脳を構築する完全ロードマップ」です。
驚いたことに、この教材は、私が先に購入した「Antigravityの教科書」よりも前から販売されていました。前回の教材が良かったこともあり、「これからObsidianを、自分の情報や背景を残すための場所として使っていきたい」と思い、購入しました。
結果として、これは私にとって、とても相性の良い教材でした。

Brainの商品ページに掲載されている「Antigravity × Obsidian 第2の脳 構築ロードマップ」の紹介画像です。
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主役はObsidianではなく、Antigravityだった
教材名には「Antigravity × Obsidian」とありますが、実際に使ってみて感じたのは、主役はあくまでAntigravityだということです。
Obsidianは、保存された情報を読んだり、自分で少し書き足したり、チェックボックスを操作したりするときに便利です。一方、情報を整理したり、過去の記録を探したり、新しい文章を作ったりする作業は、ほとんどAntigravityにお願いできます。
大切なのは、Obsidianというアプリを使いこなすことよりも、自分のパソコンの中にMarkdownファイルとして情報を残し、Antigravityが必要なときに参照できる状態を作ることでした。
そのため、Obsidianを細かく操作するのが苦手でも、この仕組みは使えます。実際、同じ教材を使っている方から「Obsidianはほとんど開いていない」と聞いたこともあります。
散らばっていた自分の情報を、一か所へ集める
この仕組みでいう「第2の脳」は、日々の活動や考え、過去に作ったものなど、自分に関する情報を一か所へ集め、AIと一緒に活用できるようにしたものです。
たとえば、次のような情報があります。
- 毎日の出来事や、その日に考えたこと
- 仕事の記録や、今後やること
- 体調、食事、睡眠などの生活記録
- 過去に書いたブログや文章
- Word、Excel、Notionなどに散らばった資料
- Discordなどに残していたやり取りやメモ
- よく使う案内文や、仕事上の決まりごと
これまでは、それぞれ別の場所に保存していたため、あとから探すだけでも大変でした。どこに何を書いたのか忘れてしまい、せっかく残した情報を使えないこともあります。
それらをMarkdownファイルとして整理し、自分の手元に蓄積していく。必要になったらAntigravityに探してもらい、まとめてもらう。これが、私の中で「第2の脳」という言葉に一番しっくりきた使い方です。
毎日の音声メモが、読み返せる記録になった
教材を購入してから、特によく使っているのが音声の文字起こしです。
1日の終わりに、iPhoneのボイスメモへ10分ほど話します。その日の出来事、考えたこと、体調、食べたもの、仕事で気になったことなど、内容はさまざまです。
その音声ファイルをAntigravityへ渡し、用意された文字起こしのワークフローを実行すると、内容を文字にして、読みやすく整えたMarkdownファイルとして保存してくれます。

話した内容を記録として残し、あとから探して使える情報へ育てていくイメージです。
手で日記を書くのは続かなくても、話すだけなら続けやすい。しかも、あとからAIに「最近の体調はどうだったか」「この仕事について以前は何を考えていたか」と探してもらえます。
ただ記録を残すだけではなく、あとから使える形になることで、毎日のメモが少しずつ自分の資産になっていきました。
スキルとワークフローが、繰り返す作業を助けてくれる
この仕組みには、「スキル」や「ワークフロー」と呼ばれる設定も用意されています。
スキルは、特定の作業をするときのルールや判断基準をまとめたものです。毎回長い説明を繰り返さなくても、必要な場面でAntigravityがその内容を参照し、決めておいた形に整えやすくなります。
ワークフローは、文字起こし、整形、保存といった一連の手順をまとめたものです。決められたコマンドから実行できるので、何度も同じ作業をする場合に役立ちます。
私の場合は、音声の文字起こしだけでなく、保護者の方へLINEで送る文章を作るときにも活用できます。
よく使う表現、伝え方、過去の案内文などを保存しておけば、新しい文章が必要になったときに、その情報をもとに下書きを作ってもらえます。一般的なチャットAIのように、毎回「私はこういう仕事をしています」「このような書き方にしてください」と最初から説明し直す手間が減りました。
これは、私のことや仕事のことを少しずつ理解してくれる秘書がいるような感覚です。
そのまま使うのではなく、自分用に育てていく
この教材には、最初から使えるテンプレート、スキル、ワークフローなどが入っています。ただし、それを受け取っただけで、自動的に自分専用の「第2の脳」が完成するわけではありません。
用意されているものは、多くの人が始めやすいように作られた標準的な形です。
中には、Xの投稿、noteの記事、メールマガジンの原稿など、日常的に発信をする人には便利でも、私にはあまり使わないものもあります。逆に、教室の仕事や生活の記録など、私だから必要になる使い方もあります。
だからこそ、ある程度使って慣れてきたら、使わないものを整理し、必要な仕組みを追加していくことが大切です。
「この情報は、どのフォルダーへ保存すると探しやすいか」
「LINEの文章を作るときは、どの過去資料を参照してほしいか」
「毎日の記録から、何をまとめてほしいか」
こうしたことをAIと相談しながら決めていくと、少しずつ自分に合う形へ変わっていきます。
AIの変化にも気づけるようになった
毎日使っていると、AIの挙動が日によって少し変わることにも気づきます。
昨日までは同じ指示でできていたことが、今日は思うように動かない。反対に、更新によって明らかに使いやすくなったと感じることもあります。
そんなときも、「AIだから仕方がない」で終わらせるのではなく、ルールやワークフローを見直し、今の環境でも同じ結果を出しやすい形へ修正します。その試行錯誤も含めて、自分の道具を育てている感覚があります。
ブラウザーでAIに質問するだけでは、こうした変化にはなかなか気づきません。毎日の仕事や記録に使うからこそ、AIの得意なこと、苦手なこと、自分が伝え方を工夫すべきところが少しずつ分かってきました。
AIを「質問する相手」から「一緒に考える相手」へ
この教材に出会ってから、私は毎日AntigravityとObsidianを開くようになりました。
健康状態や食事の記録を残したり、音声メモから自分の話し方の癖を見つけてもらったり、仕事の予定や過去の資料を整理してもらったりしています。
AIに詳しい質問をすることよりも、自分の情報を少しずつ蓄え、必要なときに一緒に考えられる状態を作ること。そのほうが、私にとってはずっと実用的でした。
Obsidianを上手に使えるかどうかは、それほど重要ではありません。
Antigravityを使い、自分の記録をMarkdown形式で残し、整理し、参照できるようにする。そして、自分の仕事や生活に合うスキルやワークフローをAIと一緒に作っていく。
その積み重ねによって、AIは単なる検索や質問の道具ではなく、自分の知識を持った秘書であり、一緒に考えるパートナーのような存在になっていきます。
私にとっては、これまで使ってきたAI教材の中でも、特に「毎日の行動が変わった」と感じられるものでした。出会えて良かったと、素直に思っています。
自分だけの「第2の脳」を作ってみたい方へ
この教材は、完成された仕組みをそのまま使い続けるためのものではなく、自分の記録や仕事に合わせて育てていくための出発点だと思います。
ブラウザーのAIで質問や調べものをするだけでは物足りない方、自分のメモや過去の資料を生かしたい方、AIに自分のことを毎回説明する手間を減らしたい方には、特におすすめできます。
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